セミナー・ 講演情報 Seminar
【開催報告】INPIT(山形県知財総合支援窓口)さんとの共催で、「生成AI時代の活用戦略」セミナーを開催しました。生成AIの著作権リスクと、安全活用について理解を深める機会となりました。
9月25日(木)、INPIT(山形県知財総合支援窓口)さん主催、Y-biz共催により、「生成AI時代の活用戦略」セミナーを開催しました。
当日は、オンラインでのご参加を中心に、多くの方にご聴講いただきました。

セミナー冒頭では、富松から参加者の方にご挨拶をかねて、AI活用が身近になってきている事例を簡単にお伝えさせていただきました。
Y-bizにお越しになる事業者さんの中でも、生成AIを日頃から活用されている方が増えており、それに伴い生成AIと著作権の関係など、さまざまなリスクについて気にされているお話を伺うことも増えてきました。
そこで、本セミナーでは、(独)工業所有権情報・研修館知財戦略エキスパート(弁護士・弁理士)の幸谷泰造さんを講師にお迎えし、生成AIの利用にあたって注意すべき著作権侵害や機密情報漏えいといった法的リスクについて、丁寧にご解説いただきました。

まずは、参加者の方が一度は気になったことのある以下の疑問について、解説がありました。
・生成AIが生成した文章や画像の著作権って誰のもの?
・社内の情報を生成AIに入力しても大丈夫なの?
・生成AIを利用する際に気を付けるべきポイントは?
特に「生成AIによる生成物の著作権侵害リスク」については、関心を持たれている方も多いかと思います。
幸谷さんからは著作権法の基本についても解説があり、著作物とは以下の4つの条件を満たすものであるとお話いただき、AIと著作権の関係を改めて理解することができました。
① 思想または感情の表現であること
② 創作的な表現であること
③ 表現であること
④ 文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するものであること
セミナーの最後には質疑応答も行われ、生成AIを使ったことがある方も、これから活用してみたい方も「これなら大丈夫?」という不安や疑問を解消できる1時間半でした。
なお、本セミナーはアーカイブ配信もございます。
当日ご都合が合わなかった方、改めて内容を確認したい方は、Y-bizまでお問い合わせください。