特殊装備車両製造の「大江車体特装」さんが、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市の社会福祉協議会へ、自社開発の災害支援車「LCX」1台を無償貸与すると発表し、多数のメディアで紹介されました。

「LCX」は、1台で水、電気、ガスの供給が可能な特殊車両です。
基本装備として、清潔な飲料水を提供できる浄水器、安定的な電源供給のための発電機、炊き出しや調理に使用できるLＰＧボンベを連結搭載しており、試算では1台で約500人分の災害対応が可能です。

1862年、人力車のメーカーとして創業し、その後乗用車架装へと発展。
以来、様々な特殊装備車両を手掛けてこられた「大江車体特装」さん。同社が「LCX」を開発するきっかけとなったのは、東日本大震災でした。
「会社として具体的な支援ができず、非常に情けない思いをした」と語るのは大江晴久社長。今回は自ら現地入りし、暖かい食事を被災者の方々に届けるのとのことです。

Y-bizでは、「災害支援車をつくりたい」という大江社長の想いを構想時からお伺いし、
求められる利用シーンの洗い出しや特徴の打ち出し方などを一緒に整理しながら、コンセプトづくりや情報発信をサポートさせていただきました。
支援ブログはこちら
https://y-biz.blog.jp/archives/27256859.html

1月26日に山形を出発し、現地に向かった「LCX」。被災された多くの方に、安心を運んでほしいと願います。

■株式会社大江車体特装
山形市相生町8-23
023-641-4057
https://www.tokusou.co.jp/