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社会と障がい者をつなぐかけはしを目指す、高橋型精さんの新事業「かけはしボックス」プロジェクトが始動。ベビーフードメーカーの宅配用パッケージに、個性が光る障がい者アートが採用されています。
商品・サービス・イベント紹介抜型の製造・加工メーカーの高橋型精さんが、障がい者と社会をつなぐ「かけはしボックス」プロジェクトを始められました。
このプロジェクトは、障がい者アートを取り入れたパッケージを企業に使用してもらい、費用の一部を障がい者へ還元するというもの。今回第一弾として、ベビーフードメーカー、keiki li’ili’i (ケイキリィリィ)株式会社さんの宅配用パッケージに採用されました。
パッケージを描いたのは、山形市内の障がい者施設「わたしの会社」さんの利用者の方です。柔らかなタッチで様々な野菜が描かれたデザインは、こだわりの野菜を使っているkeiki li’ili’iさんにぴったり。優しい絵柄がほっと温かい気持ちにさせてくれますね。
この取組みを高橋型精さんが始められた背景には、重い障がいを持つ方々が利用する就労支援B型施設での利用者の方の就労による賃金が、山形県は全国ワースト2位であるという事実と、個性と才能であふれた障がい者のアート作品の素晴らしさを多くの人に知っていただきたいと考えられたことにあります。
同社では、障がい者の自立支援を後押しするため、食用のりを加工する作業を委託するなど、社会貢献に力を注いでこられました。そのようななかで、当事業は、県の補助事業に認定されており、活動に賛同された障がい者施設、「わたしの会社」さんと、一緒に絵を描くワークショップ活動などを通して「かけはしボックス」の開発を進めてこられました。
こうして出来た、利用者さんのほんわかとしたイラストを基に、デザイナーの神保玲奈さんが配置や大きさを調整して仕上げ、第一弾の商品パッケージが完成。この度、keiki li’ili’i さんの宅配用パッケージに採用され、全国のお客様の元に届けられています。
高橋さんから思いと構想をお聞きしたY-bizでは、障がい者の方が描いた絵や図柄をどのようにパッケージデザインとして活用していくかという製作に関わるプロセス、どういった方々が関わることで実現できるかなど仕組みの検討と、事業の社会的意義、ユーザー企業にとっての価値の整理をサポートさせていただきました。
また、知っていただくためのWebサイトやプレスリリースの内容検討など情報発信についてもサポートさせていただきました。
【メディア掲載】
2023年9月21日 河北新報4面(経済)
https://kahoku.news/articles/20230920khn000077.html
高橋型精さんでは、少しでも多くの企業や自治体等に、「かけはしボックス」事業に賛同いただき、障がい者施設・障がい者の方の安定した収入向上を目指すこと、また、この社会課題を多くの人に知ってもらえるよう、取組みを広げたいと話されています。
障がいのある方にとってのやりがいや、経済的に自立できる仕組みづくりが急がれるなかで、一石を投じる試みです。
「かけはしボックス」のプロジェクトサイトは、下記よりご覧いただけます。
https://kiri-ori.com/kakehashi-box/
一人でも多くの方に知っていただき、障がい者福祉の向上につなげていけたらと思います。
■株式会社高橋型精
山形市蔵王松ヶ丘1-1-35
023-695-3311
https://tk-keisei.com/
KIRIOR(キリオリ) https://kiri-ori.com/
https://www.instagram.com/kiriori_design/
(※高橋型精さんの「高」は正しくは「はしごだか」です。)
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