スリッパの町として知られる河北町で、スリッパ製造を営む株式会社後藤さん。同社がANAグループとオンワード商事の共同アップサイクルプロジェクトにおいて製作している、ANAさんの国内線で使用されていた座席カバーを再利用したルームシューズが話題を呼び、12月8日の河北新報に掲載されました。
この試みは、ANAさんが進める「アップサイクルプロジェクト」の第一弾で、アパレル企業のオンワードさんと連携し企画。これまで検品不合格で廃棄処分となっていた座席カバーを活用し、後藤さんが新たにルームシューズとして、生まれ変わらせています。
今回、ANAさんが、後藤さんの丁寧なものづくりに関心を持ったことから、商品化が決定しました。

■オンワード商事のプレスリリースはこちら↓
https://www.onward-hd.co.jp/release/2022/20221110.html

河北新報の記事では、社長の後藤重美さんと妻で専務の和子さんより、自社のものづくりが認められたことへの喜びが語られています。

後藤さんでは、約100席分のカバーから、製品にできる部分を目で確認し、生地の特性を活かしながら、裁断、縫製のすべての工程を手作業で仕上げておられるとのこと。なお、完成した商品は、11月に50足限定で抽選販売をしたところ、なんと2566件の申し込みがあったそうです！
実際に使われていた座席カバーを使用していますので、航空ファンにはたまらない商品ですよね。
大好評を受けて、先日まで2次販売も受付けされていました。
下記URLより、開発ストーリーと、後藤さんのものづくりを垣間見ることができます。
https://ana-upcycleproject.com/pages/rstop （ANAアップサイクルプロジェクトショップ）

履き心地の良さを追求している後藤さんのルームシューズは、航空ファンのみならず、足の疲れを感じている人にもおすすめですよ。このコラボレーションは、より多くの方に後藤さんの匠のスリッパを手に取って、良さを実感していただく素敵な機会となりそうです。

Y-bizでは、後藤さんの技術の見える化を継続してご支援させていただいており、現在新たにオーダースリッパを受付けるサービスの実現にむけてサポート中です。また、改めてブログでご紹介しますので、楽しみにお待ちください。

■株式会社後藤
山形県西村山郡河北町谷地字嶋263
0237-73-2355
https://www.e-kigyo.jp/gotoslipper/index.html