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事例紹介 Consulting Cases

<IT&情報発信/徳正合板さん>地元産木材の活用を後押しする内装材「モエネオ ウイルコーテ(抗ウイルス塗装)」、「モエネオ ルーバー(曲げ加工対応)」を開発。

今日ご紹介するのは、培った技術とアイディアを基に、ニーズに即した化粧板の開発・製造を行う徳正合板さん。
同社では、この度、地元産木材を使った不燃性の化粧板「モエネオ」をアップグレードし、表面に抗ウイルス機能を備えた内装壁面材「モエネオ ウイルコーテ」と、空間に立体感と意匠性を持たせる「モエネオ ルーバー」を発売しました。

「モエネオ ウイルコーテ」は、「モエネオ」の持つ不燃性に抗ウイルス塗装による安心感をプラス。2020年に徳正合板さんが開発した抗ウイルス・抗菌効果がある特殊な塗装を施した「ウイルコーテ」と「モエネオ」の持ち味を掛け合わせて製品化しました。
木の温もりを損なわずに、抗ウイルス機能が加わったため、病院や介護施設、幼保施設等、さらに広い範囲での活用が期待されます。

不燃性・抗ウイルス加工を併せ持つ「モエネオ ウイルコーテ」。

もう一つの「モエネオ ルーバー」は、不燃機能を維持したまま、多様化する近代建築のデザインに対応するもので、平面の化粧板を曲げ加工して立体的で奥行き感を表現することができます。サイズもオーダーメイドのため、地域の木材を活用できるシーンがますます広がりそうです。

県産木材を使って空間に立体感を持たせたい、という相談から誕生した「モエネオ ルーバー」。

2つの画期的な内装材が生まれた背景には、「県産の木材を活用する」という試みが全国的に進む中、公共建築物には、建築基準法上、国土交通大臣の認定を受けた防火材料を使用することが定められており、品質とコスト面から、地元産木材を使いたくても使えないという課題に直面したことにあります。この壁を乗り越えようと徳正合板さんが開発されたのが地域の木材を使いながらも燃えない化粧板として、国土交通大臣に認定された「モエネオ」です。
「モエネオ」は、山形県総合文化芸術館「やまぎん県民ホール」や、仙台駅東口の地域情報発信拠点「Da Te RIUM(ダテリウム)」など、公共施設や文化会館などに採用されるなど、厚い信頼を得ています。
そして新たに「モエネオ ウイルコーテ」、「モエネオ ルーバー」がラインナップに加わったことで、更なる需要拡大を目指しておられます。

徳正合板さんは、昨年末ごろWEBサイトのリニューアルをお手伝いさせていただき、引き続き情報発信についてご支援中です。

今回、Y-bizでは、新しい内装壁面材の発売に伴って、地域の木材を活用していることや、安心感や意匠性など、それぞれの特長を整理し、知っていただけるよう、プレスリリースのブラッシュアップをサポートしました。

【メディア掲載】

5月26日河北新報

2022年6月21日 山形新聞

Y-bizでは、自社の技術を地元のために役立てたいと、課題解決にものづくりで応えていく徳正合板さんを今後もサポートしてまいります。

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